FUKUOKA
DESIGN AWARD
2024

 
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CONCEPT

Good Design is
Good Business

福岡デザインアワードとは

「福岡デザインアワード(FDA)」は、1999(平成11)年に創設された、優れたデザインを評価、発信するコンペティションです。

 

FDAで求められているのは「ビジネスチャンスをまねく商品」であること。ただ美しい、カッコいいだけでは意味がありません。確かな技術⼒や機能性、受け継がれてきた伝統を明⽇に伝えるストーリー、⾃然や地域社会との共⽣。それらの要素をうまく伝えるデザインが⼀体となったものを表彰し、販路拡大を支援します。

 

今年は、全国174社から217件の応募がありました。最終審査では、一次審査(書類審査)を通過した50商品が会場に展示され、出品者からのプレゼンテーションが行われました。その結果、大賞1件、金賞4件、銀賞10件が選出されました。
 
 
 
 
 
 
 
 

EVALUATION ITEM

審査基準


FDAは、スローガン「グッドデザイン・イズ・グッドビジネス」に加えて、「デザインの可能性を広げる5つの評価項目」を設けています。それらが互いに関連し、相乗効果をもたらすデザインを審査・表彰いたします。

 

造形性:価値を伝えるデザイン

・形状や⾊使いに配慮があるか。

・商品(サービス)の魅⼒が、効果的に表現できているか。

・商品(サービス)の視認性を⾼めるための⼯夫が施されているか。

独⾃性:オリジナリティのあるデザイン

・独創的なアイデアや⾰新的な技術によって⽣み出されているか。

・特徴のある原料や素材を効果的に使⽤しているか 。

・触感や質感などの細部へのこだわりがあるか 。

・類似製品と⽐較して明確に差別化されているか。

機能性:ユーザビリティの⾼いデザイン

・使いやすい形状や構造が施されているか。

・未使⽤時(保管時)の⼯夫が施されているか。

・幅広い⽤法や⽤途を提案しているか。

市場性:市場を捉えたデザイン

・ターゲット市場に提供する価値が明確であるか。

・商品(サービス)開発のストーリーに共感が得られるか。

・ニーズや関⼼に応えるメッセージに⼯夫が施されているか。

・商品(サービス)の価値に合った適切な価格設定ができているか。

社会性:社会の課題解決につながるデザイン

・それぞれの地域特性、伝統的な⽂化や技術を活かしているか。

・課題解決により、新しい価値を提供できているか。

・環境問題に配慮されているか。

・安全性や信頼性を確保しているか。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

BENEFITS

参加する3つのメリット


 
 
 
 
 
 
 
 

エントリーすることに費用はかかりません。しかも、賞金(大賞50万円〈1件〉、金賞5万円〈4件〉、銀賞1万円〈10件〉)を獲得できるチャンスです。また、県だけでなく、経済界や多くの団体が協賛、後援として参画しており、応募作品を注目されています。

 

 

会場にある商品の数だけ技術や物語があり、会場にいる人の数だけアイデアや想いがあります。参加して多業種の企業やデザイナー、バイヤーとつながることで、視野、知識、考え方が大きく広がり、商品改良やブラッシュアップのヒントが得られることでしょう。何かを変えてみたいと考えていた方には、殻をやぶるチャンスになるかもしれません。ブラッシュアップだけでなく参加者同士のコラボレーション等も実現しています。

 

受賞商品は、事務局である福岡県が、プレスリリースやJR博多駅を中心にデジタルサイネージ等により広くPRするほか、販売会で商品の良さを直接お届けます。また、大賞、金賞に輝いた商品は、クラウドファンディング支援により全国に発信するなど多方面から販路拡大をサポートします。審査委員の講評や大賞商品の制作秘話などを掲載した本受賞商品集は販促ツールとして活用できます。

 

 
 

WIN A PRIZE

アワード受賞商品


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『雪ふる山のおそぶき茶シリーズ』
お茶の千代乃園
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『アルミ鋳物のお香立て/001』
株式会社村田木型製作所
『小国杉のキッチンミトン』
株式会社イナバ
『トマトのおんがえしカレー』
響灘菜園株式会社
『カードボードハンガー』
大国段ボール工業株式会社
株式会社アルサ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ulu#353196サンゴの塗り壁
株式会社沖坤
餡MMu
有限会社菓心まるいち
コヘッツイHAJIME1合
蒼築舎株式会社
乾燥エディブルフラワー
FlowerTea+Farmer
引引戸
大川TATEGUMI
新しい旅のカタチ、
介護タクシーでいく介護付き旅行

合同会社トラベルケアふくおか
九州おでん堂
株式会社山吹
DeparturePants
久留米絣研究舎合同会社
HAKATABOKOMEN!
株式会社博水
メッシュパン
株式会社乗富鉄工所
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

VOICES

受賞者の声


 
 
 
 

 
 

大賞:お茶の千代乃園 原島 春花

 

美味しい山のお茶を作り続けたい

お茶の千代乃園は八女市矢部村で有機茶園を営んでいます。限界集落となる我が村で少しでも長く茶業を続けたい、山間部のお茶が持つ可能性を一人でも多くの方に伝えたい思いから、雪降る山のお茶シリーズのブランディングを続けています。今回賞を頂いたことで「山のお茶」を知って頂く機会になり、大変嬉しく思っています。

 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

大賞:お茶の千代乃園 原島 春花

美味しい山のお茶を
作り続けたい

お茶の千代乃園は八女市矢部村で有機茶園を営んでいます。限界集落となる我が村で少しでも長く茶業を続けたい、山間部のお茶が持つ可能性を一人でも多くの方に伝えたい思いから、雪降る山のお茶シリーズのブランディングを続けています。今回賞を頂いたことで「山のお茶」を知って頂く機会になり、大変嬉しく思っています。

 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 

金賞:株式会社村田木型製作所 村田 誠

 

影の立役者から主役へ

鋳物製品の製作においてのトップバッターを担う〝木型屋〟は普段は表舞台に立つことが無い職業です。本商品は木型屋として働く自社メンバーの発想・デザイン・技術等から生まれましたが、今回金賞という結果をいただいたことで〝木型〟が表舞台に立ち、また木型屋として働いてくれている自社メンバーにもスポットライトを当てることができました。今後も木型屋の楽しくものづくりをする姿を、商品とともにお見せしていきたいと思います。

 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

金賞:株式会社村田木型製作所 村田 誠

影の立役者から主役へ

鋳物製品の製作においてのトップバッターを担う〝木型屋〟は普段は表舞台に立つことが無い職業です。本商品は木型屋として働く自社メンバーの発想・デザイン・技術等から生まれましたが、今回金賞という結果をいただいたことで〝木型〟が表舞台に立ち、また木型屋として働いてくれている自社メンバーにもスポットライトを当てることができました。今後も木型屋の楽しくものづくりをする姿を、商品とともにお見せしていきたいと思います。

 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 

金賞:株式会社イナバ 稲葉 雄大

 

これからも地域の産業の火を灯し続けたい

弊社は長年、福岡県久留米市の自社工場で軍手を作り続けることにこだわってきました。軍手づくりの技術を活かしたキッチンミトンがこうして世の中に受け入れられた事は大変嬉しく思います。またこの地域で繊維製品を作っていく中で、「九州の素材を使ったプロダクト」の開発は長年の夢の一つでした。

 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

金賞:株式会社イナバ 稲葉 雄大

これからも地域の産業の火を
灯し続けたい

弊社は長年、福岡県久留米市の自社工場で軍手を作り続けることにこだわってきました。軍手づくりの技術を活かしたキッチンミトンがこうして世の中に受け入れられた事は大変嬉しく思います。またこの地域で繊維製品を作っていく中で、「九州の素材を使ったプロダクト」の開発は長年の夢の一つでした。

 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 

金賞:響灘菜園株式会社 堤 昭広

 

産・官・学連携による規格外トマト利活用

今回参加させて頂き、商品ひとつとっても、その生い立ちや開発の苦労、それぞれのストーリーがあり、それを消費者に分かりやすくお伝えするためのデザインの重要性を、他応募者皆さんのお話や展示から再認識するきっかけになりました。今後も、お伝えしたいメッセージや想いを込めた商品つくりに取り組んでいきたいです。

 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

金賞:響灘菜園株式会社 堤 昭広

産・官・学連携による
規格外トマト利活用

今回参加させて頂き、商品ひとつとっても、その生い立ちや開発の苦労、それぞれのストーリーがあり、それを消費者に分かりやすくお伝えするためのデザインの重要性を、他応募者皆さんのお話や展示から再認識するきっかけになりました。今後も、お伝えしたいメッセージや想いを込めた商品つくりに取り組んでいきたいです。

 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 

金賞:株式会社アルサ 毛利 明光

 

段ボールハンガーで脱炭素社会の実現を目指したい

他の商品やサービスに比べて非常に地味なプロダクトですが、環境性や循環する仕組み、ソーシャルインパクトなどをご評価いただき、大変嬉しく思います。アワードでは、今の世の中に求められる「環境性」を活かしたデザインが多く見られ、とても刺激を受けました。今後も「環境性+デザイン」の可能性を追求していきたいと思います。

 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

金賞:株式会社アルサ 毛利 明光

段ボールハンガーで脱炭素社会の実現を目指したい

他の商品やサービスに比べて非常に地味なプロダクトですが、環境性や循環する仕組み、ソーシャルインパクトなどをご評価いただき、大変嬉しく思います。アワードでは、今の世の中に求められる「環境性」を活かしたデザインが多く見られ、とても刺激を受けました。今後も「環境性+デザイン」の可能性を追求していきたいと思います。

 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

JUDGES

審査委員長総評


 
 
 
 
 
 

審査委員長

九州大学客員教授
IIDj情報デザインアソシエイツ共同設立者
池田美奈子

 第26回を迎えた福岡デザインアワードを通して、デザインがもはや特別なものではなく、日常の至るところで意識され、深く浸透していることを実感した。

 製品に魅力的な外観や使いやすい機能を与え、その価値を高めることは今も昔もデザインの大切な役割だが、今日ではむしろ製品やサービスを支える仕組みのデザインの重要性が増している。今回のデザインアワードでも、環境配慮はもはやあらゆる製品やサービスのデフォルトとなっている。しかし、単独の製品にリサイクル素材を使うというようなアプローチだけでは不十分で、その製品を取り巻く仕組みのデザインが必要だ。例えば、「ulu#353196サンゴの塗り壁」は、気温上昇によって死滅したサンゴを壁材に活用した商品だが、同時にサンゴ養殖の活動を進めることで資源と自然の関係をデザインし、さらにパッケージやパンフレットなどのデザインを通してその循環の仕組みを可視化している。「カードボードハンガー」は、環境負荷の少ない段ボールを使ったクリーニング業界向けの機能的な製品で、一定量の需要が見込めるBtoBのニーズに応えるデザインの工夫がある。規格外トマトを活用しようと産官学がそれぞれの得意分野で協働しながら開発した「トマトのおんがえしカレー」は、協働の場づくりのデザインも含まれ、パッケージにもこうした背景が窺われる良い意味での簡易さと無邪気さがある。「新しい旅のカタチ、介護タクシーでいく介護付き旅行」は、旅行と介護というこれまで交差することのなかったサービスをつなぐことで、これまでニーズが満たされなかったユーザーにとってかけがえのない体験を創出する画期的な仕組みのデザインだ。

 また、福岡デザインアワードは地域性や伝統産業、文化に目を向けた商品も際立っている。伝統的な木型の技術を駆使した美しい佇まいの「アルミ鋳物のお香立て」や軍手工房の技術と知恵を活かし、さらに地域資源を活用しながら機能的な形を提案した「小国杉のキッチンミトン」。「コヘッツイHAJIME 1合」は左官技術の魅力を伝え、若い職人の育成と技術の継承を視野に入れ、さらにユーザーに調理のプロセスを楽しむ体験を提供することで、人とモノと技術と体験をつなぐ循環を生み出すデザインだ。今年のアワードでは、他にも伝統産業を現代生活の文脈の中で輝かせるデザインが数多く見られた。

 そして、今年の大賞に輝いたのは「雪ふる山のおそぶき茶シリーズ」だ。八女の山間地で栽培されるお茶の背景を知る消費者は多くない。厳しい自然環境と人の営みを情報と情緒の両面から伝えるパッケージデザインは、文化に裏打ちされたこの商品の味わい深さに消費者を誘うだろう。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

GUIDELINES

アワード概要

 
 

DESCRIPTION

応募要項


 
 
 
 
 
 
応募期間

2024年 5月13日(月)〜7月31日(水)

応募資格

日本国内に事業所等をおく中小企業者または小規模企業者等。

応募対象

日本国内において製造または販売する商品・サービスのうち、次の要件を満たしているもの。

・反復生産が可能なもの。

・概ね5年以内に開発されたもの。

・現在販売中または今年度販売予定のもの。

※過去に応募したことのある商品やサービスについても、その後、改良を加えたものは再応募が可能。

応募費用

無料。ただし、最終審査に伴う商品・サービスの搬入搬出及び展示に要する経費、審査委員に説明を行う立会者の人件費・交通費等については、応募者の負担となります。

応募区分

A. 衣料・アクセサリー(衣服、バッグ、時計、貴金属など、身につけて使用するもの)

B. 食品(食材や製法にこだわった飲食に関するもの)

C. 健康・美容・福祉用品(健康グッズ、化粧品、医薬品、介護用品など身体に働きかけるもの)

D. 生活雑貨・生活用品(生活用品、文具、玩具など、主に手にとって使用するもの)

F. 家具・インテリア(家具、畳などおいて使用するもの、照明、カーテンなど空間を構成するもの)

G. 産業・商業・公共空間機器(OA機器、医療設備など事業活動や公共空間において使用するもの)

H. 情報・サービス(ソフトウェア、デジタルコンテンツなどサービスを提供するもの)
イベント・地域ビジネス(イベント、地域行事・催事に関するもの)

審査の流れ

一次審査会:2024年8月-9月[ノミネート商品50点決定]

最終審査会:2024年10月31日(木)[受賞商品15点決定]

最終審査会場:JR九州ホール(福岡市博多区博多駅中央街1番1号 JR博多シティ9階)

 
 
 
 
 
 
主催

福岡県産業デザイン協議会・福岡県

協賛
後援

九州旅客鉄道株式会社、西日本鉄道株式会社、RKB毎日放送、NHK福岡放送局、FBS福岡放送、KBC、TNCテレビ西日本、テレQ、朝日新聞社、一般社団法人共同通信社福岡支社、産経新聞社、西日本新聞社、毎日新聞社、読売新聞社、株式会社井筒屋、株式会社岩田屋三越、株式会社博多大丸、株式会社ハンズ博多店、麻生建築&デザイン専門学校、九州産業大学、九州大学、専門学校日本デザイナー学院、西日本工業大学、福岡デザイン専門学校、一般社団法人九州アートディレクターズクラブ、一般社団法人日本空間デザイン協会、北九州総合デザイナー協会、公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会、公益社団法人日本インテリアデザイナー協会、公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)、公益社団法人日本サインデザイン協会、公益社団法人日本ジュエリーデザイナー協会、公益社団法人日本パッケージデザイン協会、一般社団法人九州北部信用金庫協会、一般社団法人福岡県中小企業家同友会、公益財団法人福岡県中小企業振興センター、(独)日本貿易振興機構(ジェトロ)福岡貿易情報センター、福岡県商工会議所連合会、福岡県商工会連合会、福岡県中小企業団体中央会、北九州地域中小企業支援協議会、筑後地域中小企業支援協議会、筑豊地域中小企業支援協議会、福岡地域中小企業支援協議会(順不同)

問い合わせ先

福岡県産業デザイン協議会(事務局:福岡県商工部新事業支援課)
〒812-8577 福岡市博多区東公園7-7
TEL:092-643-3449 FAX:092-643-3226
MAIL:design-2@fida.jp

 
 
 
 
主催

福岡県産業デザイン協議会・福岡県

協賛
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TEL:092-643-3449 FAX:092-643-3226
MAIL:design-2@fida.jp

 
 
 
 
 
 

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